技術・製品情報

高温真空脱脂焼結炉は、脱脂から前焼結、本焼結までを同一バッチで連続処理できる先進的な熱処理炉です。真空環境、アルゴン・窒素などの不活性ガス、水素雰囲気に対応し、高品質な焼結を実現します。均一加熱が可能な省エネ設計の加熱室と強制冷却機構を備えており、幅広い素材や用途に最適化されています。構造用ファインセラミックス、超硬合金、粉末ハイスなど多様な材料に対応します。

■ 特長
多環境対応: 真空、水素、不活性ガス雰囲気での高温焼結が可能。
連続処理: 脱脂から焼結まで一貫処理できるシステムで、作業効率を向上。
均一加熱: 温度分布を最小化し、製品全体を均一に加熱。
強制冷却機構: 高速ブロワーと熱交換器で急速冷却が可能。
高度な制御: パーシャルプレッシャーコントロールで真空度を細かく調整可能。
安全設計: 水素導入時の安全機構を標準装備。

■ 仕様
最高温度:
真空: 最大2200℃
水素雰囲気: 最大1800℃
対応材料: 粉末ハイス、高合金鋼、超硬合金、構造用ファインセラミックス
加熱方式: 金属またはグラファイト製ホットゾーン、2面・4面・6面加熱

■ 用途
粉末冶金: MIM・CIM製品の焼結。
セラミックス加工: 高純度構造用ファインセラミックスの焼成。
工具製造: 高硬度ハイスや超硬合金の熱処理。

高温真空脱脂焼結炉は、多様な素材加工と高効率な生産を支える信頼の装置です。

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