技術・製品情報

S-TKMシリーズは、DOWAサーモテックが開発した次世代型連続熱処理炉です。このシリーズは、従来のバッチ炉に比べ、生産性を約3倍に向上させながら、省スペース設計を実現しています。また、エネルギー効率を最大化する高性能リジェネガスバーナーと新断熱構造を採用し、エネルギーコスト削減と環境負荷軽減に貢献します。自動車部品や機械部品の熱処理工程において、最適な選択肢となる製品です。

■ 特長
高い生産性: 従来型バッチ炉の約3倍の生産量を実現。
省エネ性能: 高性能リジェネガスバーナーにより、加熱エネルギーコストを大幅に削減。
コンパクト設計: 新断熱構造により、省スペース化を達成。
高温対応: 最大930°Cの均一加熱を実現し、広範な熱処理用途に対応。
柔軟な加熱方式: ガス加熱と電気加熱の両方に対応可能。
耐久性の向上: セラミックまたはレンガ素材の耐火材を採用し、長寿命化を実現。

■ 仕様
型式: STKM 80、STKM 100
外形寸法（mm）: 全長6876～6910、全幅2900～3000、全高5074～6257
炉内有効寸法（mm）: 長さ3075（615 × 5）、幅660～760、高さ600～720
トレイあたりの総重量: 最大360kg
加熱方式: ガス加熱または電気加熱
搬送方式: ローラーハース

■ 用途
自動車部品: トランスミッションギア、シャフトなどの浸炭処理。
産業機械部品: ベアリングや歯車の耐摩耗性向上処理。
航空宇宙部品: 高精度熱処理を必要とする部品製造。

S-TKMシリーズは、生産効率の向上と環境配慮を両立する最適な熱処理炉です。

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