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技術・製品情報
揚水式水力発電用圧力管における厚板加工プロセス – Lilama 10
技術・製品情報
揚水式水力発電用圧力管における厚板加工プロセス – Lilama 10
エネルギープロジェクトの中でも、特に揚水式水力発電所の圧力配管システムにおいては、厚板加工に高度な設備と厳格な技術プロセスが求められます。
鋼構造物製造分野で長年の実績を有する Lilama 10 は、厚板加工から溶接、熱処理まで一貫した生産体制を段階的に構築し、国内外の高品質要求プロジェクトに対応してきました。
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Lilama 10における厚板加工の生産体制
一貫生産体制
設計、切断、ロール成形、溶接、熱処理(PWHT)、塗装までを社内で一貫して行うことで、工程管理の最適化と品質の安定化、納期対応力の向上を実現しています。
豊富な実績
厚板鋼材を用いた大型鋼構造物や高圧構造物の製作プロジェクトに多数参画し、効率的かつ安定した生産ノウハウを蓄積しています。
熟練した技術者体制
約400名の溶接技術者および機械技術者を擁し、国際規格に基づく複雑な構造溶接にも対応可能です。
主要設備
・3本ロールベンダー(MG社製・イタリア):厚板の曲げ加工に対応
・50~600トン級クレーン設備:大型圧力管・重量構造物の安全な搬送・据付
・多様な溶接設備:TIG、MIG/MAG、SAW、半自動・自動溶接システム
・大型溶接後熱処理炉(PWHT):溶接後の残留応力除去と機械特性の安定化
・表面処理・防食:ショットブラスト、防錆塗装などによる耐久性向上
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揚水式水力発電用圧力管の厚板加工プロセス
Lilama 10では、圧力管に求められる寸法精度・気密性・長期耐久性を確保するため、以下の工程を採用しています。
工程1:材料準備・鋼板切断
鋼板は受入検査後、CNC切断機により設計寸法どおりに加工し、組立精度の向上と誤差低減を図ります。
工程2:ロール成形(円筒成形)
切断後の鋼板をロールベンダーで円筒形状に成形し、真円度・板厚均一性を継続的に管理します。
工程3:開先加工・仮組立
溶接性を考慮した開先加工を施し、各管セクションを精密に位置合わせして組立を行います。
工程4:構造溶接
板厚や部位に応じて半自動・自動溶接を使い分けて施工します。プロジェクト要件に応じて、超音波検査(UT)、磁粉探傷(MT)、放射線検査(RT)、TOFD などの非破壊検査を実施し、溶接品質を確認します。
工程5:溶接後熱処理(PWHT)
溶接完了後、大型PWHT炉にて熱処理を行い、残留応力を低減し、設計要求に適合した機械特性を確保します。
工程6:表面洗浄
ショットブラストにより表面を清浄化し、塗装の密着性を高めます。
工程7:防食塗装
厳格な管理のもとで工業用防食塗装を施し、水力発電設備の運転環境に耐える耐久性を確保します。
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揚水式水力発電用圧力管の製造実績
弊社では、実際に上記工程を経て、揚水式水力発電所向け圧力管を製造・納品した実績がありますす。
高い耐圧性能、優れた気密性、数十年にわたる耐久性が求められる中、熱処理・非破壊検査・塗装まで完了した製品は、現地据付前に技術要件を満たしていることを確認しています。
Lilama 10は今後も、厚板加工および高圧鋼構造物を必要とする国内外のエネルギープロジェクトと連携し、安定した製造体制の構築を目指します。
揚水式水力発電用圧力管や大型鋼構造物の製作については、Lilama10 までお問い合わせください。
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