技術・製品情報

摩擦攪拌接合（FSW）で工数削減と品質安定を実現する接合技術

異素材接合や冷却プレートの組立効率化に対応する摩擦攪拌接合（FSW）技術を、大野精工ベトナムがご提案します。
■ 概要
摩擦攪拌接合（FSW：Friction Stir Welding）は、母材を溶融させずに接合を行う固相接合技術です。回転するツールを接合部に挿入し、摩擦熱と塑性流動によって接合を実現します。特に異素材の接合や、アルミニウムをはじめとした軽量金属の加工に適しています。
大野精工ではこのFSW技術を活用し、冷却プレートの工数削減や異素材同士の安定した接合を実現しています。
■ 特長
溶融を伴わないため、歪みの少ない接合が可能
異素材同士での接合に対応
コールドプレートの組立工程を簡略化
スパッタや有害ガスを発生させない安全な接合方法
接合中の品質状態をリアルタイムでモニタリング可能
■ 能力
ツール挿入時から接合終了まで、ツール先端やショルダー部の温度を連続測定
ワーク表面温度や主軸負荷などを定量的に監視
接合中の温度変化を「見える化」することで品質管理に活用
MULTI INTELLIGENCE機能により、3点同時計測で最適な接合条件を導出

大野精工は、ベトナムにも自社工場を構え、現地生産拠点への技術導入にも対応しています。FSWの活用により、現場の品質と効率の両立を目指します。
■ 詳細はPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問合せください。