振動センサの種類と選び方|予知保全に最適なセンサは?

製品情報

予知保全や機械状態監視に最適な振動センサを徹底比較:圧電式、IEPE、MEMS、速度、近接プローブの特長と用途別の選定ポイントを解説。

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1. なぜ振動を監視するのか?
振動は機械の健康状態を知る上で非常に重要な指標です。異常振動は、ベアリングの摩耗、軸のずれ、回転部のバランス不良などの問題を示す兆候です。

振動センサの導入によって:
- 初期トラブルの早期発見
- 予知保全(Predictive Maintenance) の実施
- ダウンタイムと修理費用の削減
- 作業現場の安全性向上

が期待できます。

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2. 主な振動センサの種類

🔹 1. 圧電式加速度センサ(Piezoelectric Accelerometer)
高周波・高精度の測定に最適

- 圧電素子を用いて振動を電気信号に変換
- 工業用機器の診断に広く使用
- 多方向の振動を測定可能
- 外部アンプやIEPE回路が必要

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🔹 2. IEPEセンサ(内蔵増幅型加速度センサ)
一般産業用途に最適

- センサ内に信号増幅回路を内蔵
- 簡単に設置でき、汎用測定機器と互換性あり
- 安定した出力、ノイズが少ない
- ポータブル機器や常設モニタリングにも対応

🔧 例:SHOWA SOKKI製IEPEセンサは高精度で、幅広い用途に対応しています。

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🔹 3. MEMS加速度センサ
低コスト、ポータブル、IoT用途向け

- 小型・低消費電力
- 携帯型やワイヤレス機器に使われる
- 応答性・精度はやや低い
- 基本的な振動監視に最適

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🔹 4. 速度センサ(Velocity Sensor)
モーターやポンプの健康監視に最適

- 振動の速度(mm/s)を直接測定
- ISO 10816 規格に基づいた診断が可能
- 解釈がしやすく、現場で扱いやすい

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🔹 5. 近接プローブ(Proximity Probe)
大型回転機械やタービンに適用

- 軸の変位(μmレベル)を測定
- 軸のオービットやズレを監視
- 高精度だが、価格が高く設置が複雑

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3. センサ選定のポイント
- 機械の種類: 小型ポンプ → IEPE、タービン → 近接プローブ
- 測定周波数帯: 高周波 → Piezo、低周波 → MEMSやVelocity
- 使用環境: 粉塵・湿気あり → IP対応センサを選択
- 設置のしやすさ: IEPE はプラグ&プレイで簡単に導入可能
- 予算: MEMS = 低コスト、Proximity = 高級用途

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4. 工業用途におすすめ:SHOWA SOKKI
SHOWA SOKKI(昭和測器) は、日本の老舗振動計測機器メーカーとして、Piezo、IEPEをはじめとした多様なセンサラインナップを展開しています。

技術仕様や用途別アドバイスをご希望の場合は、PDFをダウンロードいただくか、お気軽にご連絡ください。

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