引張ばねと圧縮ばね | 違いと選定ポイント

製品情報

ばね(スプリング)は、機械やメカニカルシステムに欠かせない部品です。中でもよく使われるのが「圧縮ばね(Compression Spring)」と「引張ばね(Tension Spring)」です。見た目は似ていても、動作原理や取り付け方法、用途は大きく異なります。

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🔧 圧縮ばね(Compression Spring)とは?
圧縮ばねは、外から力を加えて「押し縮める」ことで力を蓄え、その力で元の長さに戻ろうとするばねです。

📌 特徴:
- 一般的に円筒形
- 力が加わるとコイルが密になります
- 外向きの力を発生させます

📌 主な使用例:
- ノック式ボールペン
- 衝撃吸収装置
- キーボードやスイッチの押下機構
- 工具や産業用機器の内部構造

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🪝 引張ばね(Tension Spring)とは?
引張ばねは、外から「引っ張る」ことで伸び、その力で元に戻ろうとするばねです。

📌 特徴:
- 両端にフックやループがあります
- 力が加わるとコイルが広がります
- 元の長さに戻ろうとする内向きの力を発生させます

📌 主な使用例:
- 洗濯機のフタ
- 自動で閉まるドア(ドアクローザー)
- ワイヤー式のブレーキ
- エクササイズ器具、おもちゃ

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⚙️ 圧縮ばねと引張ばねの比較ポイント

🌀 作動原理
- 圧縮ばね:圧縮されると反発力を発生
- 引張ばね:引っ張られると戻ろうとする力を発生

🔩 形状
- 圧縮ばね:円筒形で端にフックはない
- 引張ばね:両端にフックやループがある

📍 力の方向
- 圧縮ばね:外向きに力を発生
- 引張ばね:内向きに引き戻す力を発生

🔧 取り付け方法
- 圧縮ばね:押し合う部品の間に設置
- 引張ばね:引き合う部品の間に設置

📦 主な使用例
- 圧縮ばね:ペン、バンパー、スイッチ類
- 引張ばね:フタ、ヒンジ、引き戻し機構

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🎯 選定のポイント
- 圧縮ばねを使うケース:衝撃吸収や部品を「押し返す」力が必要なとき
- 引張ばねを使うケース:部品を「引き戻す」力が必要なとき

設計時には以下も考慮が必要です:
- ばね定数(バネの硬さ)
- 変位の範囲(ばねが動く距離)
- 使用環境(耐久性や使用回数)
- 材料(例:SUS304、SWP-Bなど)

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