技術・製品情報 加工分類

アルミダイカストを選ぶべきタイミングとは? – ヤマグチベトナムの視点から

技術・製品情報

アルミダイカストを選ぶべきタイミングとは? – ヤマグチベトナムの視点から

アルミ製の部品で、複雑な形状や高い寸法安定性が求められる場合、アルミダイカストは現在の工業分野で広く使用されている有効なソリューションです。
🔹 高精度かつ大量生産が必要な場合
アルミダイカストは、耐熱鋼製の金型と高圧(通常1,000~2,000バール)のダイカストマシンを使用し、溶解した金属を型に圧入する方法です。
この方法により、
高精度(公差:±0.1 mm)
表面が滑らかでバリが少なく、後加工が最小限に抑えられる
ロット内の製品間で品質のばらつきが少ない
といったメリットが得られます。
この技術は、モーターケース、ポンプボディ、構造フレーム、電子・電気部品などの大量生産と品質の均一性が求められる場合に適しています。
🔹 形状が複雑で肉厚が薄い部品が必要な場合
アルミダイカスト技術では、1.5~2.5mmの薄肉部品や、補強リブ、技術的な溝、複雑な組立穴を含む形状も成形可能です。
CNCによる一体加工と比べた場合のメリット:
薄肉・中空部品の材料ロスを削減できる
金型で形状が決まるため、製造時間が短縮される
一度の射出で複数の部品を同時成形可能、生産性が向上
🔹 軽量、高強度、放熱性が求められる場合
アルミ合金鋳物の主な特長:
軽量(鋼の約1/3の重さ)
引張強度が高い(200~400 MPa)
放熱性が良く、耐腐食性にも優れる
そのため、重量を抑えながらも剛性と耐久性が必要なモーターケース、ロボットボディ、電子部品、軽量工業装置などに最適です。

ヤマグチベトナムのアルミダイカスト対応能力

ヤマグチベトナムでは、金型設計・製作~鋳造~後加工~品質検査まで一貫対応しており、製品の安定性と均一性を確保しています。
⦿ 生産プロセス概要:
3D図面に基づく金型設計・製造
真空装置および自動スプレーロボットを備えた420~800トンの高圧ダイカストマシンで鋳造
ショットブラストで表面処理を行い、滑らかさと均一性を確保
CNC旋盤・フライス・研削機による仕上げ加工(±0.01 mm精度)
設備構成:CNC旋盤195台(自動供給機付43台)、CNCフライス83台(3~5軸)
補助設備:ワイヤーカット、放電加工、穴あけ、平面研削、円筒研削など
精密測定機器による検査:
三次元測定機(Accretech、Hexagon)、2D画像測定器(VMM)
粗さ、真円度、硬度測定器、専用顕微鏡など完備
⦿ 現在の対応能力:
-月間鋳造数:約45,000個
-鋳造公差: ±0.1 mm
- 製品重量:0.2 kg ~ 6 kg
⦿ ヤマグチの社内一貫体制が実現すること:
工程間のばらつきを最小限に抑え、納期短縮が可能
日本品質に対応した安定した製品供給
金型~鋳造~加工~検査までの一貫ソリューションにより、中・大ロットに最適

📩 お問い合わせ
高精度な後加工と品質管理体制を備えたアルミダイカストの製造パートナーをお探しの場合は、ヤマグチベトナムまでお気軽にご相談ください。図面に基づいた最適な提案とお見積りをご案内いたします。

PICKUP

技術・製品情報

CONTACT

お問い合わせ

ヤマグチベトナム株式会社のお問合せフォームです。お問い合わせ内容をご記⼊ください。

このサービスは、加⼯案件の相談や⾒積依頼を⽬的にしたものです。
⾃社PRや営業活動には使⽤しないでください。
送信内容について、受信者より苦情をいただいた場合、強制的に利⽤を停⽌する等の措置を講ずる場合があります。

お問い合わせ種別*必須
お問い合わせ内容*必須
ファイルを添付

ファイルは画像(jpeg, jpg, gif, png, pdf)と圧縮ファイル(zip, lzh)の拡張⼦のみ有効です。最⼤ファイルサイズ 10MB