プラスチックねじの取り付け時のコツ:変形を防ぐ技術的ポイント

製品情報

プラスチックねじの正しい締結方法は、ねじの変形や破損を防ぐ鍵となります。締結時のトルクや工具の選定、下穴の精度まで、エンジニアが知っておくべき重要な技術を紹介します。


1. なぜプラスチックねじには特別な取り付け技術が必要か
PEEK、PPS、PTFEなどのプラスチックねじは、金属と比べて軽量で耐薬品性や絶縁性に優れています。しかし、機械的強度や剛性が金属よりも劣るため、取り付け方法を誤ると、変形、割れ、ネジ山つぶれなどが発生しやすくなります。

正しい取り付け技術を使うことで、ねじの性能を最大限に発揮し、長寿命な締結を実現できます。


2. 適切な工具とトルク管理の重要性
トルクが過剰または不均一だと、ねじの頭が変形したり、ネジ山が破損したりすることがあります。

技術的アドバイス:
- トルクドライバーなどの精密工具を使用し、適切な締め付けトルクを設定
- メーカーの推奨トルク値を必ず確認
- 電動ドライバーの使用はトルク管理が難しいため注意が必要


3. 温度と環境条件の管理
温度や湿度などの環境条件がプラスチックに与える影響も無視できません。高温下では柔らかくなり、低温下では割れやすくなることがあります。

技術的アドバイス:
- 室温(20~30°C)での作業を推奨
- 潤滑油や化学薬品がねじに付着しないように注意
- 保管中にねじが変形していないか確認してから使用


4. 下穴の精度と適合性
下穴(パイロットホール)が不適切だと、ねじがうまく入らなかったり、強く締めすぎて破損の原因になります。

技術的アドバイス:
- メーカー推奨の下穴径を使用
- ドリル加工後、バリ取りを行い、ねじの導入がスムーズになるよう処理
- 高トルク用途ではインサート(金属ブッシュ)の使用を検討


5. 締め付けすぎないこと ― 適正トルクが鍵
強く締めるほど良いとは限らず、締めすぎはねじや部品の変形を招く原因となります。

技術的アドバイス:
- “トルク+角度”の管理方式を導入すると、再現性の高い締結が可能
- 締める際はねじ頭や座面の変形を目視で確認
- ワッシャーを併用し、荷重分散を行うと変形防止に効果的


6. NIPPON CHEMICAL SCREWのプラスチックねじを選ぶ理由
NIPPON CHEMICAL SCREW CO., LTD.は、PEEK、PPS、PTFEなどの高性能プラスチックねじを専門に製造している日本のトップメーカーです。各製品は高精度で成形されており、トルク管理がしやすい設計が特徴です。

同社では、素材ごとに最適な締結方法やトルク管理の情報も提供しており、取り付けに関する技術的な支援が受けられます。品質保証体制も整っており、信頼性の高い締結部品をお求めの方に最適です。

ねじの性能を最大限に活かすためにも、経験と技術を持つNIPPON CHEMICAL SCREWの製品をぜひご検討ください。

詳細はPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問合せください。


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