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測定対象サイズと求められる精度に応じたCNC画像測定機の選定テクニック
製品情報
測定対象に適したCNC画像測定機を選定するための実践的なテクニックをご紹介します。サイズ、精度、コストのバランスを考慮した最適な選択が可能になります。
1. CNC画像測定機の基本的な仕組みを理解する
CNC画像測定機は、カメラとコンピュータ制御により非接触で寸法を測定する装置です。CMMのような接触式とは異なり、繊細な部品や微細形状の測定に適しており、高速かつ高精度です。
構成は主に以下の3つです:
- 光学系・カメラ:画像取得用
- ステージ(XYZ軸):ワークを動かす可動部分
- CNCソフトウェア:自動測定制御とデータ管理
2. ワークサイズに合わせたステージサイズの選定
ステージのサイズ選定は測定効率に直結します。以下のように分類できます:
- 小型ワーク(〜100×100mm):
Quick Vision ELFのようなコンパクトモデルがおすすめ。省スペースで高速測定が可能です。
- 中型ワーク(100×100〜300×300mm):
Quick Vision ActiveやApex Proは、複数ワークの同時測定にも対応します。
- 大型・板状ワーク:
Quick Vision ACCELは広い測定エリアをカバーし、高剛性で安定性も高いです。
必要以上に大きなステージはコストが上がり、逆に小さすぎると生産性に制限が出ます。
3. 解像度、ズーム、フォーカスの性能を確認する
測定精度に影響する要素として以下があります:
- カメラ解像度:
高解像度カメラ(例:5MP以上)は微細エッジの検出性が向上します。
- ズーム機能(オートズーム推奨):
ズーム倍率の調整により、幅広い測定に対応できます。
- オートフォーカス機能:
複雑な高さのワーク測定にはオートフォーカスが非常に有効です。
微細加工品・電子部品などの高精度測定には、*Quick Vision Hyper Pro*のようなサブミクロン対応機がおすすめです。
4. CNC自動化のメリットを最大限活用する
繰り返し測定が必要な工程では、CNCの自動化によって以下の利点が得られます:
- 測定プログラムによる再現性の高い自動測定
- デジタルデータの即時出力・レポート作成
- SPCやMESシステムとの接続による工程管理の強化
操作性の良いソフトウェアを選ぶことも重要です。
5. アフターサポートと校正体制の確認
CNC画像測定機は長期間使用される装置であり、定期的な校正と保守が不可欠です。信頼できるブランドと現地サポート体制が重要です。
Mitutoyo(Thailand)は、タイ国内における校正センターと技術サポートを提供しており、迅速な対応が可能です。
■ なぜMitutoyoのQuick Visionシリーズがおすすめなのか?
Mitutoyoは日本発の世界的な精密測定機メーカーであり、Quick Visionシリーズは電子部品、自動車部品、金型など多様な業界での実績があります。
主な特長:
- 非接触・高精度測定
- オートフォーカスとオートズーム機能
- 豊富なステージバリエーション
- タイ国内のサービス体制
- SPC連携や簡単操作のソフトウェア
精度・効率・安心感を求めるなら、Mitutoyo Quick Visionシリーズが最適な選択肢です。
📎 製品の詳細は以下の公式ページをご覧ください:
🔗 https://www.mitutoyo.co.th/th-th/campaign/qv-active
詳細については、製品PDFをダウンロードいただくか、Mitutoyo Thailandまでお気軽にお問い合わせください。
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