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防錆剤とは? | 種類比較と工場での金属加工に適した選び方
製品情報
防錆剤は金属加工工場に欠かせないツールで、部品の寿命を延ばし、保管や輸送中の損傷を防ぎます。オイル系、水系、ワックス系、VCIなど多様な種類があり、金属の種類や製造工程に応じて最適な選択が必要です。本記事では、防錆剤の種類比較と選び方のポイント、さらに実際の使用例を解説します。
■ 防錆剤とは
防錆剤とは、金属表面に塗布して酸素や湿気との酸化反応を防ぎ、錆の発生を抑える化学薬品です。使用されるシーンは、洗浄後の一時保管・輸送・組立待ちなど製造後の工程全般に広がります。
■ 錆の主な原因
・ 倉庫内の湿気や水蒸気
・ 空気中の酸素、塩分を含む蒸気
・ 手の跡や油分、残留した埃
・ 急激な温度変化による結露
・ 輸送中の衝撃や振動
■ 防錆剤の種類
・ オイル系(Oil-Based):厚い被膜で長期保管向き
・ 揮発性(VCI):気化した防錆成分で梱包内部全体を保護
・ 水系(Water-Based):扱いやすく洗浄性が高い、ライン継続使用に最適
・ ワックス系(Wax-Based):屋外保管や長距離輸送に適する
■ 効果的な選び方と使用方法
防錆剤を選定する際のポイント:
・ 金属の種類(鉄、銅、アルミなど)
・ 目的(短期保管・輸送・長期保管)
・ 次工程との適合性(例:塗装や組立への影響)
・ 洗浄のしやすさ
・ 保管・輸送時の環境条件(湿度、温度変化、輸送距離など)
■ 工場での使用例
・ 出荷待ち・組立待ちの自動車部品
・ 短期倉庫保管中の金属部品
・ 輸出用の機械設備
・ 長期保管が必要な金型や工具
特に多品種少量生産の工場では、一定期間の部品保管に防錆剤が有効活用されています。
■ 関連製品紹介(実用例)
水系防錆剤 VERZONE AF-22(ダイワファインケミカルズ(タイランド)社製)
VERZONE AF-22は銅や亜鉛など幅広い金属に適応する水系防錆剤です。高い耐湿性、べたつきの少なさ、環境配慮設計が特長で、表面処理済み・加工済みの部品にも安心して使用可能。清潔かつ効率的に金属を保護し、次工程への影響を最小限に抑えます。
■ 詳細はPDFをダウンロードいただけます。ご不明点があればお気軽にお問い合わせください。
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