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Kayabrid|ポリオレフィンとガラス繊維の接着力を高める高性能MAPP樹脂
製品情報
Kayabrid(カヤブリッド)は、ポリオレフィンとガラス繊維・セルロースなどの極性素材との界面接着力を飛躍的に高めるMAPP(マレイン酸変性ポリプロピレン)です。高グラフト率と高分子量を両立し、複合材料における機械強度と耐衝撃性を向上させます。
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1. 現場の課題
PPなど非極性樹脂は、ガラス繊維や天然繊維との界面接着性に課題があり、剥離や機械的破損の原因となります。
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2. Kayabridの概要
Kayabridは以下の特長を持つ高性能MAPP樹脂です:
- グラフト率:2〜3%
- 分子量:従来品の約3倍
- 安定した加工性と品質(日本製技術)
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3. 主な特長と利点
| 特長 | 利点 |
| 高グラフト率 | 繊維との化学的結合を促進 |
| 高分子量 | 衝撃強度・耐久性の向上 |
| 優れた分散性 | CNFやWPCで安定した性能を発揮 |
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4. 用途例
- GFRPP、CFRPP:繊維と樹脂の界面強度向上
- CNF複合材料:分散性と接着性の両立
- WPC:曲げ弾性率・衝撃強度の向上
- 多層フィルム・エコケーブル:層間接着性の改善
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5. 試験データに基づく性能
静岡大学との共同研究により、003PP-NWなどのKayabridはSEM分析において、破壊モードを界面破壊からマトリックス破壊へと改善することが確認されています。
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6. まとめ
Kayabridは、接着力・強度・耐久性の向上を求める複合材料メーカーにとって最適なソリューションです。Nissei International (Thailand) Co., Ltd.では、技術支援と実績ある製品で導入をサポートします。
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