グラフト化ポリプロピレン添加剤「カヤブリッド」複合材料用相溶化剤

製品情報

「カヤブリッド」は、ポリプロピレン(PP)を基材とした高グラフト率・高分子量のMAPP(マレイン酸変性ポリプロピレン)添加剤です。無極性樹脂と繊維系フィラー(ガラス繊維、炭素繊維、天然繊維、CNFなど)との相溶化性を大幅に改善し、複合材料の機械的物性を高めます。塗料やプライマー、エコケーブルのような多用途に対応可能です。

■ 特長
- グラフト率が高く、エステル結合形成に優れる
- 分子量が高く、PPマトリクス樹脂との絡み合い強化
- ガラス繊維やCNFとの界面接着強度を大幅に向上
- 複合材料(GFRPP、WPC等)の衝撃強度・剛性改善
- タイ国内で広域対応(バンコク・サムットプラカーン・チョンブリー周辺など)

■ 仕様
- 製品名:002PP / 002PP-NW / 003PP-NW
- グラフト率(wt%):1.75~3.40
- MFR(180℃, 2.16kgf):≧300g
- 外観:淡黄色~淡黄白色

■ 用途
1. 材料同士をなじませるために
プラスチックと繊維(ガラス・炭素・自然素材など)をしっかり結びつけることで、壊れにくくて丈夫な材料をつくることができます。たとえば、建材や自動車部品などに使われます。

2. 表面をきれいにコートするために
塗料やプライマーの下地として使うと、素材と塗装がはがれにくくなります。見た目の仕上がりも良くなり、長持ちします。

3. 異なる素材をしっかり貼り合わせるために
フィルムやシートなどの多層構造の製品をつくる時に、素材同士を強く貼り合わせる役割をします。エコケーブルのような環境対応製品にも使われます。

■ 活用されている業界例
- 自動車部品メーカー(軽量複合材)
- 電線・ケーブルメーカー(エコ素材適用)
- 建材・住宅設備メーカー(WPCなど)
- フィルム・包装材メーカー(多層構造対応)

繊維との界面強度を高め、複合材料の性能を一段と引き出すMAPP系相溶化剤です。

■ 詳細はPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問合せください。

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