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合成ゴム製品の基礎知識と産業別活用例
製品情報
耐熱性・耐油性・柔軟性を備えた合成ゴムは、工場・自動車・建設分野に欠かせない素材です。主な種類と活用方法をわかりやすく解説します。
1. 合成ゴムとは何か?天然ゴムとの違い
合成ゴムとは、石油由来の化学物質を原料にして人工的に製造される弾性素材です。天然ゴムと比較すると、特性を自由に設計でき、品質の安定性にも優れています。これにより、過酷な使用環境にも対応できることから、製造業や建設、自動車産業において不可欠な存在となっています。
一方、天然ゴムは天然樹液を原料とし、引張強度と弾力性に優れていますが、耐油性や耐熱性には劣ります。したがって、耐久性や安全性が求められる産業用途では、合成ゴムの方が優先されるケースが多いです。
2. 主な合成ゴムの種類と特徴
Ushiwaka (Thailand) Co., Ltd. が取り扱う合成ゴムは多岐にわたりますが、ここでは代表的なものを5つ紹介します。
- NBR(ニトリルゴム)
耐油性に非常に優れており、機械部品やガスケット、Oリングなどに幅広く使用されます。また耐摩耗性もあり、潤滑油やグリースとの接触がある部品に適しています。
- EPDM(エチレン・プロピレンジエンゴム)
耐候性、耐熱性、耐オゾン性に優れています。自動車のウェザーストリップや建材のパッキン、電線の被覆などに使われます。屋外用途に適した素材です。
- CR(クロロプレンゴム)
難燃性と耐候性に加えて、機械的強度も高いのが特長です。工業用ホース、防振ゴム、接着剤の原料として利用されることが多いです。
- FPM(フッ素ゴム)
極めて高い耐薬品性と耐熱性を持ち、化学プラントや自動車のエンジン周辺部品に使用されます。価格は高めですが、過酷な条件下でも性能を発揮します。
- シリコンゴム
高温耐性があり、医療・食品業界での使用に適しています。また、柔軟性と電気絶縁性にも優れており、電気・電子部品にも多用されています。
これらの素材は、それぞれの特徴を活かして単体または複合的に使用されることが多く、現場のニーズに応じた選定が求められます。
3. 合成ゴム製品の主な用途例
合成ゴムの用途は非常に広範で、以下のような産業で多用されています。
◉ 自動車産業
自動車エンジン周辺の高温部に使用される耐熱パッキン、防振部品、ガスケットなどにNBRやFPMが使われます。また、ハイブリッド車用バッテリーカバーやシート下のクッション材など、さまざまな内装部品にも合成ゴムが活躍しています。
◉ 製造工場・設備分野
工場では、機械の振動を吸収するための防振ゴムや、熱・水・油から装置を守るカバー材として合成ゴムが使用されます。EPDMを使用したパイプやホースは、高温・高湿環境においても性能を維持します。
◉ 建築・インフラ分野
建物のジョイント部分や外壁などで、防水・気密性を確保するためのシール材としてEPDMやCRが使用されます。また、鳥害対策や防音材としてもゴム製品は有効です。
4. Ushiwaka (Thailand) の合成ゴム関連製品
Ushiwaka (Thailand) では、すべての合成ゴム製品を 「Made to Order」=受注生産 として設計・製造しています。用途や使用環境に応じて素材選定からサポートできるのが大きな強みです。
主な製品例は以下の通りです:
- NBR製のブッシュやガスケット
- EPDMパイプ(耐熱・耐水用)
- シリコン製Oリングやシール部品
- CRまたはPUを用いた緩衝材やクッション部品
- 加工済みの成形ゴム品(マシンド仕上げ)
各種製品は、車両、設備、建材など用途を問わず、厳格な仕様に応じた対応が可能です。
5. Ushiwaka製品をおすすめする理由
Ushiwaka (Thailand) Co., Ltd. では、日本、ベトナム、中国のグループ拠点と連携し、高品質な合成ゴム製品をタイ国内で柔軟かつ迅速に供給しています。特に以下の点が導入先企業から高い評価を得ています:
- 技術的な相談から素材選定・図面提案まで一貫対応
- 小ロット生産や試作対応にも柔軟
- ゴム以外の部材(プラスチック・金属・梱包材)との一括供給も可能
- タイ国内の工場に密着したローカル対応
品質とカスタマイズ性の両立を実現したい企業様にとって、Ushiwakaは信頼できるパートナーとなります。
詳細はPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問合せください。
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