オイル脱水ユニット(DH)とは?水分除去で油の性能と設備寿命を守る技術

製品情報

作動油や潤滑油に混入した水分は、設備の性能低下や故障の原因となります。オイル脱水ユニットは、水分を効率的に除去し、油の品質を維持しながら機械の信頼性を高める装置です。

1. オイル脱水ユニットとは
オイル脱水ユニット(Dehydration Unit)は、作動油・潤滑油・絶縁油などの油中に含まれる水分を物理的に分離・除去する専用装置です。
運転中の機械や装置では、環境中の湿気や冷却水の漏れ、結露、密封部からの浸入などによって、油に水分が混入することがあります。
この混入水分が放置されると、油の劣化、腐食、潤滑不良、スラッジ生成などを引き起こし、設備の寿命や安定稼働に大きな影響を与えます。
オイル脱水ユニットは、こうした問題の予防・対策のための保全装置として用いられています。

2. 水分が油に与える悪影響
油に含まれる水分には、「遊離水」「乳化水」「溶解水」の3種類があります。いずれもトラブルの原因となり、次のような影響をもたらします:
- 潤滑性の低下により、摩耗や焼き付きが発生
- 油の酸化が促進され、スラッジや酸性物質が生成される
- 金属部品の腐食、特にバルブ・シリンダー・ベアリングなどの要素が損傷
- 油圧動作の不安定化、応答遅れや作動不良
- フィルターの目詰まり、ろ過効率の低下
油中の水分を常に管理・除去することは、設備全体の信頼性確保に直結する重要な保全対策です。

3. 真空分離方式による脱水の仕組み
オイル脱水ユニットに採用される主な方式のひとつが「真空分離方式」です。この方式では、以下のステップで水分を除去します:
1. 油を加温して真空チャンバーに供給
2. 油中の水分が減圧下で沸点以下でも蒸発し、水蒸気として分離
3. 蒸気を凝縮器で冷却・液化して水だけを分離排出
4. 乾燥された油を循環回路に戻す
この仕組みにより、遊離水・乳化水・溶解水のすべてを高効率で除去可能です。しかも、ろ材や薬剤を必要としないため、ランニングコストが低く、メンテナンスも容易です。

4. 導入効果と適用分野
オイル脱水ユニットを導入することで、以下のような効果が期待できます:
- 油の寿命が延び、交換頻度とコストを削減
- 装置の腐食や摩耗を抑制し、メンテナンス回数を減らす
- 油圧システムの動作安定化、制御精度の向上
- 廃油量の削減による環境負荷の低減
使用が推奨される分野は以下の通りです:
- 油圧機械(射出成形機、プレス機、建設機械)
- 工作機械(研削機、旋盤、マシニングセンタ)
- 発電所や製鉄所の潤滑システム
- 食品・薬品製造設備(H1対応油にも応用可能)
- 絶縁油管理(変圧器・ブッシング・遮断器)
水分による不具合リスクが高い現場や、油の長期使用が前提の設備において必須の装置といえます。

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