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工場の圧縮空気システムに最適なコンプレッサーのサイズと出力の選び方
製品情報
コンプレッサーを選ぶ際、圧力やサイズだけではなく、システム全体の使用状況を考慮する必要があります。効率性、エネルギーコストの最適化、長寿命を実現するために、この記事では適切な容量・出力の選び方を解説し、タイの工場に対応した日立のソリューションもご紹介します。
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1. 圧縮空気の需要を把握する
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最初に行うべきは、工場の各部門で必要な空気量(CFMまたはm³/min)と圧力(barまたはMPa)を評価することです。
- 実際の使用量を流量計や既存データで確認
- ピーク時の変動も考慮
- 将来の増加にも対応できるようにする
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2. 使用に適した容量を選定する
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容量が大きすぎるとエネルギーが無駄になり、小さすぎると圧力不足が発生します。適正な容量に加え、10~20%の余裕を持たせましょう。
- 例:必要量が10 m³/minなら、11~12 m³/minのモデルが最適
- インバーター搭載モデルは、必要に応じて出力を自動調整します
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3. 負荷の種類を考慮する:一定か変動か
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工場によって使用パターンは異なります。
- 一定負荷:常に稼働するライン→固定速コンプレッサー
- 変動負荷:注文ベースの生産→インバーターコンプレッサーが最適
日立では両方のモデルを取り揃え、さらに自動制御システムにより、主機・補助機の切替運転も可能です。
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4. 空気供給システム全体を確認する(配管・タンク・ドライヤー)
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コンプレッサーだけでなく、周辺設備の設計も重要です。
- 配管サイズ:細すぎると圧力損失
- エアタンク:出力の10~20%を目安
- エアドライヤー:食品・医薬・電子業界では必須
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5. ライフサイクルコスト(LCC)を考慮する
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導入費用だけでなく、以下も含めて検討しましょう。
- エネルギーコスト(最も大きな割合)
- メンテナンスや部品交換
- ダウンタイムによる損失
インバーター搭載やオイルフリー機種など、効率の良いモデルを選べば、長期的なコスト削減に大きく貢献します。
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工場の圧縮空気に関する信頼できるソリューション
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